トップページ > 音楽コラム

ギター 木材 導管・音色・サスティーン●コラム

  • Production Policy

ここではギターの雑学やギターの豆知識、私の個人的所見などを綴っております。
皆様の音楽の一助となれば幸いです。

軽いギターは音がいい?

木には導管という孔があって、当然導管が太いと軽くなります(個体質量にもよりますが)。弦振動に影響されたボディやネックなどが響くことによってギターは生鳴りがします。導管が太い木材の場合はこの共鳴が大きいことが多いため良い音がするともいわれております。

アコースティックギターやエレキギターのチェンバー加工などもこれと同じ原理で、響きをコントロールして大きい音やよい音を追求しています。ボディの部分的厚みの変化などによって共鳴を操作し、低音を前に出す…というようなこともできます。(音響操作に関しては別のコラムで…)

ただボディなどの共鳴が大きいと、弦の振動を殺してしまい、音が早く止まります。要するにサスティーンが効かない、音が伸びない原因になります。音の響きとサスティーンは反比例することがあるんですね。でも決して良い音色はサスティーンがないという意味ではないですよ。あしからずです。

ページ上部へ