ここではギターの雑学やギターの豆知識、私の個人的所見などを綴っております。
皆様の音楽の一助となれば幸いです。
2ピースってどうなの？
ボディやネックなどの木部には2ピースや5ピースといったものまであります。
昔は無垢（1ピース）がいいに決まっている派でした。今でも心情的にはそのままなのですが、理屈を言い出すと、2ピースや3ピースに問題はありません。継ぎ目の部分（接着）にボンドやニカワが介在することが許せない感じでしたが、実はその塗膜は極めて薄く、音に影響するレベルではありません。まして無垢よりも強度があり、ネックの場合は反りを防ぎ、ボディの場合はお互いの材質の欠点を補い合うという利点が生まれることもあります。
ボディ材でもっともよく言われるのは、マホガニー＋メイプルトップ。マホガニーの高音の弱さをメイプルがカバーするというあれです。また別にツキ板と呼ばれる １mm程度の薄く模様のきれいなメイプルを貼ったりするのは装飾のためですね。第一、残念なことに今は1ピースで作れるだけの豊かな木材が減ってきています。
